当院ではSLTを導入しています。このページについてのご質問や、具体的な治療のご相談などはお気軽に医師にお問い合わせください。
従来、緑内障で点眼薬や内服薬では視野狭窄の進行を止められない場合、(外科的)手術を施すしかありませんでした。が、画期的な新しい治療法ができました。それが、Selective‐Laser‐Trabeculoplasty(選択的レーザー線維柱帯形成術)です。
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され、視野がだんだん欠けていく病気です。失明に至る可能性もあります。視野の悪化については、両目でカバーしたりするため特に初期の段階では自覚しにくいようです。欠けてしまった視野は、取り戻すことができないので、できる限り早く進行を抑制する治療をすることが必要となります。 眼球の内部は、房水※によって満たされ、またこの房水が循環することにより、一定の圧力を保ち球状を維持しています。この房水の流出経路にある線維柱帯が、目詰まりを起こすことによって房水の排泄が悪くなり、眼圧が上昇し視神経を圧迫することが原因の一つとされています。
※毛様態という組織で作られ、主に血液の代わりに各組織に栄養などを運ぶために循環しています。
循環経路 毛様態→虹彩の裏側→前房→線維柱帯→シュレム管→排泄
ページトップに戻るSLTは、眼内の房水の流出路である線維柱帯で、房水の流出の妨げとなっている色素細胞を特殊なレーザーで処理し、房水の流出を改善し眼圧を下げるものです。
手術にかかる時間は10分~15分程度で、痛みはありません。
眼圧の高い方に効果がありますが、眼圧の高くない正常眼圧緑内障の方にも効果があります。いづれの場合も視野の悪化を防ぐために、さらに眼圧を下げることが必要となるためです。また、副作用がほとんどないため様々な人が治療を受けることができます。
等の方々が対象となります。また、眼圧下降効果が薄れた場合は、再びSLTを行うことが可能です。
初診日、即日治療が可能です。
特に予約の必要はありません。費用は、片目につき1割負担の方は、約10,000円
3割負担の方は、約30,000円です。